与謝野担当相:「靖国神社の判断に期待」と分祀論に言及第一印象はタイトルの通り
内容を読んでも?が飛びまくっていたりする。
毎日の記事なので左方向にバイアスかかってる可能性もあるのでインタビューの全文を発見するまではこの人に対する考えは決められないかもしれないが(苦笑)
とりあえずいくつか
>「皇族も政治家も遺族も何のためらいもなく慰霊に行った自然な状況に戻せるのは靖国神社自身だ。A級戦犯の分祀を含め、そのやり方は神社自身が判断することだ」
他の方の日記で「A級戦犯が祭られたから昭和天皇は参拝をしなくなった」という趣旨のものも見かけた。
正直これが本当なのかどうなのかわからない(ソースが見つからなかった)のだが、少なくともA級戦犯合祀後に陛下の参拝が無いのは確か
http://www1.odn.ne.jp/~aal99510/yasukuni/nenpyo_2.htm(靖国神社公式参拝関係年表)
ただし、この年表でみると、昭和天皇が参拝されてるのは記念行事、または何かの節目の場合なので毎年というわけではない。
最後に参拝なされたのは昭和50年の「終戦30年」の節目の際
その後、このような節目や、記念行事がしばらく無かったようだが、その間に三木首相の「個人or公人」発言の問題や中曽根首相の公式参拝に中国が難癖を付けるなど靖国問題が発火
その後、天皇陛下の公式参拝は途絶えてますね
正直言って、これはA級戦犯が合祀されたからというより外交問題への配慮で参拝できなくなってると考えざるを得ないんですが?
また「昭和天皇独白録」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167198037/250-8056337-8777837?v=glance&n=465392を論拠に「昭和天皇はA級戦犯とされる人たちに対して、国の行く末を誤らせたと厳しい批判を行っている、だからそれらが合祀された後参拝しなかったのだ」とWEB記事に書いておられる方もいるようではあるが、そもそもこの本の元原稿が発掘されたのが昭和天皇の崩御された後のことで、筆者の寺崎氏も亡くなっている。
これを完全に証拠とするには弱すぎると考えます
(大本の筆者である寺崎氏は真珠湾攻撃時に翻訳の不手際などで宣戦布告を遅らせてしまった駐米大使館員の一員であるという事実もあります。故人に申し分けないとは思うが一応追記)
>与謝野氏は靖国神社が(1)宗教法人であり国の干渉は受けない(2)国の唯一の慰霊施設である−−という「二つの主張をしている」と指摘。
これに関してもややおかしな点が?
特に(2)の「国の唯一の慰霊施設である」なのだが、記事を信じればこれを靖国神社がわが発言してるように取れる
そこでgoogleにて「慰霊施設 靖国神社 唯一」をキーワードにして検索をかけてみた
http://www.google.com/search?num=50&hl=ja&q=%E6%85%B0%E9%9C%8A%E6%96%BD%E8%A8%AD%E3%80%80%E9%9D%96%E5%9B%BD%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%80%80%E5%94%AF%E4%B8%80&btnG=Google+%E6%A4%9C%E7%B4%A2&lr=lang_jaこれで見る限り(2)のような主張を靖国神社サイドから行っている記事は(少なくとも上位には)見当たらない
遺族会の見解として、また個人の意見としてしか見つけられなかった。
靖国が何で問題になるかといえば、中韓などが外交問題として出してくるからで、それが無ければここまで問題になるような話ではないはず
実際以前はいろんな論議はあるにせよ今のような問題として扱われていなかった。
少なくとも
「これは戦没者の慰霊という内政問題であり、他国の介入は不当である」
というスタンスを取ってから靖国参拝に異議を唱えるのでないと、例え真摯に内政として考えているにしても特アの工作員と同じことになってしまうと思う。
最初に書いたとおり、インタビュー全文がわからないと与謝野氏の真意はわかりかねる
だが、とりあえずネットで軽く調べただけもこれだけ?が出てくるような発言をするのはどんなものなんだろう・・・